リウマチとは
関節リウマチは関節をつつんでいる滑膜とよばれる場所に慢性的な炎症が生じ進行性に関節を破壊していく病気です。
重症例では肺や腎臓など、内蔵にまで障害が及ぶことがあります。
リウマチは免疫の病気です。
ケガや力仕事が原因で起きる病気ではありません。
免疫とは本来自分自身を守るため、細菌等外から入ってくる異物を排除する働きをします。
それが何かしらの原因(現在研究が進められています)でシステムにくるいが生じ、自分自身の体を攻撃してしまう。
このような病気を膠原病あるいは自己免疫疾患といいますが、リウマチも膠原病のくくりに入る病気のひとつです。
つい最近までリウマチは治ることのない病気でした。副作用の強い薬を使っても抑え切れない激しい痛みとともに、徐々に体の自由を奪っていく恐ろしい病気、と考えられてきました。
しかし医学の進歩発展により今日では画期的な治療法が確立され、治癒に近い状態を維持することが可能となりました。
治る時代が来たといっても過言ではありません。
そうはいっても、やはり早期発見、早期治療が何より重要であることには変わりありません。
ご心配の方には検査を受けられることをお勧めします。